先日、こちらのブログでも講演会のお知らせをしましたが、本日、折鶴プロジェクト『命・生きる力』講演会
を本校で開催しました。
宮城県出身で手話とダンスを融合して表現する歌手である水戸真奈美氏、佐々木禎子さんの甥であり
歌手でもある佐々木祐滋氏を講師としてお招きし、ご自身の体験と共に「平和」「命」を題材とした歌を
披露していただきました。
お二人のお話はとても丁寧で、プロジェクターを使って分かりやすくご自身の活動についても説明して
いただいたので、生徒も教員も分かりやすくそしてじっくりと「命の尊さ」や「平和であることのありがたみ」
について考えさせられました。
戦後から70年、そして震災から4年が経過し、時間と共に記憶が薄れ風化していく心配があります。
そのような中で、戦争を知らない私達、また地震によって大きな被害を受けることがなかった私達に
とって今ここで戦争や災害によって辛く、苦しい想いをした方々の気持ちや「生きたい」という想いが
叶わずに生涯を閉じた方々がいらしゃったことを再認識したことは大変貴重な機会となりました。
今、私達ができることは、自分達ができる精一杯ですべきことに取り組み、今を一生懸命生きること
なのだと実感しました。
このような貴重な機会を与えてくださったお二人に感謝すると同時に、本日の経験を今後の活動に
活かしていきたいと強く感じました。
また、お忙しい中、本校の講演会にご参加くださいました保護者の皆様、関係者の皆様ありがとう
ございました。また、今後もこのような講演会を企画していく予定でおりますので、ご都合がつく場合
はご参加ください。
本日も、本校のHPとブログに訪問くださいましてありがとうございます。
写真は、佐々木氏が持参した佐々木禎子さんが実際に折った折鶴です。とても小さい
鶴でしたが、気持ちが込められ丁寧に折り上げられた折鶴でした。
写真は、佐々木氏が叔母様にあたる佐々木禎子さんが懸命に生きた12年の短い生涯
について丁寧に話してくださっている様子です。禎子さんが「生きたい」と強く願いながら
折鶴を折り続けた様子を手に取るように感じることができました。
写真は、水戸氏による手話付きでの歌披露をしてただいている様子です。皆で一緒に
手話をしました。