3月19日(木)の3時限目に公益財団法人プランジャパンの馬野裕朗氏を講師としてお招きし、
国際理解教育講演会を開催しました。
この講演会を通し、広い視野を持ち、異文化を理解することが目的として開催しました。講演の
テーマは、「世界の女児の問題を考える~男女による教育の違いはなぜ起こる~」という内容
で、途上国の貧困問題解決の難しさ、「女の子、女性への支援」の重要性などをキーワードと
し、生徒に質問を投げかけながら分かりやすくお話をしていただけました。
途上国への支援は、日本以外にも多くの国が行ってきましたが、まだまだ多くの貧困がある
という現状と共に、その要因は画一的な援助方法を繰り返してきた結果であり、一部の人に
しか利益がいかない状況だったことも教えていただきました。
また、「取り残された人々」に貧困があり、その取り残された人々(自然災害、紛争の多極化、
格差と差別の拡大)の中に女性、女の子が含まれており、その女性に焦点を当てて貧困の問題
について話していただきました。
女性への差別が開発全体の足かせになっていること、例えば女の子、女性が初等教育を5年間
受けることにより子どもが生きる確率が40%アップすることなどデータが出ており、女性への
支援の有効性を訴えていらっしゃいました。
総括として、男女の関係性を含む地域・人の多様性に配慮することが大切で「教育、エンパワメント」
への配慮が大切であることを教えていただきました。
さらに、私達ができることは、
・途上国のことを学び続ける
・学びの場をつなげ、広げる
・「取り残された人々」への寄付
・政府などに働きかける活動へ参加する
といったことを提示していただきました。私達にもできることはある、ということがしっかりと認識
できたので、できることを少しずつ始めて行きたい、と実感させられました。
お忙しい中、私達のためにお時間を割いてくださった馬野先生、本当にありがとうございました。
貴重なお話を、しっかりと活かせるように努力していきたいと思います。
本日も、本校のHPとブログに訪問くださいましてありがとうございます。
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写真は、馬野先生がプロジェクターを使って説明をしている様子です。先生の熱意ある
お言葉に、生徒自身の心にも強く響いてていたようです。
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写真は、馬野先生が用意した問いに生徒自身が考えて挙手をしている様子です。その
数字に驚いている生徒がたくさんいました。