昨日は、春とは思えないほどの大雨が降り、悪天候に見舞われたので本日の天候が
大変心配でしたが、晴天に恵まれハレの日に相応しい日となりました。
本日、3月2日、平成26年度卒業証書授与式が挙行され、無事に23名全員が学び舎
を巣立ちました。3年生にとって、この3年間、さまざまなことがあったかと思いますが、
同級生や先生方、保護者の皆様、周囲を取り巻く人々の支えがあって今日の日を迎える
ことができたと思います。
遠く離れた身延の地に、大事なご子息、ご息女を預け、3年間離れ離れの生活を送られた
保護者の皆様にとっては、感慨深く感じたことだと思います。ご心配、ご不安がある中で
本校の教育に理解を示し、様々なご支援とご協力を賜りましたこと、私共教職員一同、感謝の
気持ちでいっぱいです。
卒業生はこれから、学校生活を送って来た以上に困難なことにぶつかることもあるかもしれません。
しかし、この身延の地で培った力、経験を武器にして、自分自身に「自信」を持って前進して欲しいと
思います。
「道は全ての人の前に開かれています」
平等に、です。
ただ、その道筋を活かすも無駄にするも自分次第であり、
「その人にやる気があるかないか」なのです。
自分の置かれた環境に不平不満を漏らすのではなく、自分の与えられた環境の中で、自分が
生き生きと過ごすことができる方法を見出し、置かれた環境の中ですべきことを精一杯努力
して成し遂げた人ほど、その人の道は大成し、幸せな未来が待っているのです。
今一度スタートラインに立った卒業生の皆さん。
3年前、本校に入学してきた頃の初々しい気持ちで、また新鮮な気持ちで新たな道を歩んで行って
ください。
これまで、卒業生を支えてくださった、久遠寺のお上人様方、近隣寺院の方々、身延山内の皆様方、
寮の先輩方、そして保護者の皆様、ご家族の皆様本当にありがとうございました。
また、本校卒業式に出席するために、遠方より来て下さった出身中学校の先生方、保護者の皆様、
本当にありがとうございました。
今後とも本校発展のためにも、ご支援、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
本日も、本校のHPとブログに訪問くださいましてありがとうございます。
写真は、卒業証書を受け取る直前の卒業生の様子です。3年間の思い出が走馬灯のように
思いだされたのではないでしょうか。
写真は、退場する3年生の様子です。涙はなく、笑顔での退場姿が印象的でした。